派遣切り報道を理解できないでいる自分

最近、世の中に出回っている派遣切りと呼ばれるニュースには弱者救済とかセーフティネットといった言葉がふんだんに盛り込まれている。

私は20代前半はフリーターをしていた。20代中盤になってからは歳を取ってから職に困らないようにと、独学で勉強して技術職に就いた。今は収入も増え、毎月決まった額を貯金して老後に備えている。

そういう生き方をしてきた自分にとって、今の派遣切りと呼ばれるニュースは強い違和感を覚える。

正直に言おう。私はこう思っている。日本人で、日本に住んでいるなら、本気で頑張れば生活するのに困らない金額を稼ぐのはそれほど難しいことではないのではないだろうか?


私は学生時代に、バイトを2つ掛け持ちしていた。バイトに専念し過ぎて学校の方を辞めてしまったのはご愛嬌として、10代の時に月300時間働いて40万近い金額を稼いだことがある。

テレアポで働いたこともある。あそこは精神的にキツかったが、いつでも人を募集していて、時給も良かった。今でも求人広告を見れば大量に募集している。

コンビニの深夜バイトもやった。月15日の勤務で月収は13万程度だったが、それでも貯金しながら暮らせた。コンビニの廃品や、スーパーの特売、近所の安い八百屋などを効果的に使って、家賃光熱費全て含めて月9万程度で暮らせた。2000年代の東京都23区内での話だ。私の知り合いにはもっと少ない金額で暮らしていた人間もいる。

それらの経験から考えて、暮らしていけないという状況がどういうことなのか、私にはよく分からない。私は毎日クレームがくるコールセンターも、1日中立ってるだけの警備員も、グッドウィルの引越し手伝いもやってきた。そして貯金しながら生きてこられた。

途中でそういう仕事を生涯やっていくのは微妙だと思って、自力で技術を覚えて仕事に就くこともできた。

日本という国はそういう風に、生きていく為の最低限の仕事があり、同時にその気になれば就きたい職に就くこともできる。そういう国なんじゃないのだろうか。私は体験的にそう感じているのだが、ひょっとして違うのだろうか。

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